症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

歯根膿瘍


今回ご紹介するのは、頬が腫れてしまったスローロリスさんのお話です。

スローロリスは、東南アジアに生息するサルの仲間で、その名前のとおり、非常にゆっくりと動くことから名付けられました。「ロリス」とは「道化師」という意味でして、顔の模様がピエロのように非常にユニークな毛色となっております。

性格によってはひとなつっこく、その愛らしさから人気のある小型のおさるさんですが、あまり一般的流通することはないので非常に希少なおさるさんでもあります。

今回のスローロリスさんは、犬歯が折れてしまい、そこからばい菌が根っこに入って化膿してしまいました。何度か抗生剤の内服で改善するも、繰り返していたため、麻酔して、抜歯することになりました。

ついつい、歯の強度を超えるような硬いものをかじってしまうと、加減がわからないので折れるまで噛んでしまうことがあります。(金属のケージとか)皆さんもご注意くださいね。

歯根膿瘍の症状

ここにばい菌がはいって化膿したため、左の頬が腫れています(赤丸)腫れているため、目の大きさに左右差があります。

歯根膿瘍の症状

左犬歯 (赤丸) の抜歯を行います。根っこが腐っているためか茶色になっています。

歯根膿瘍の症状

抜けました!

歯根膿瘍の症状

頬の腫れも引いて、調子は良さそうです!

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