症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

下顎膿瘍


今回ご紹介するのは、下顎が腫れてきたブルーイグアナさんのお話です。

爬虫類の診療となると、北陸三県を探してもみてくれる動物病院はなかったみたいで、隣の県から来院されました。

下顎が腫れてきており、食欲もなくなってしまいました。 触ってみると、やわらかく、何か液体が貯まっているような感じです。 押してみると、口の中から黄色い液体が漏れ出てきました・・・膿です。

口の中での感染が原因で下顎に膿が貯まって腫れていました。 膿の出口がなく腫れてしまっているので、出口を作ってあげます。

局所麻酔を打って、皮膚の一部を切開します。

さすがに、1mちかいサイズのトカゲとなると力もそれなりのものです。 タオルでくるんでから切開し、膿を全部洗い流します。

抗生剤を注射で打って、あとは内服で経過をみてみます。

ご飯も食べてくれるようになったので、これで一安心・・・飼育環境なども原因となることもあるので、再発予防にも今一度確認が必要です。

下顎膿瘍の症状

下顎が腫れてきて、食欲が低下してきたブルーイグアナさん。赤丸で示した場所が腫れています。なんだか、痛そうですね。

下顎膿瘍の症状

これが、正常な反対側の顔です。

下顎膿瘍の症状

局所麻酔をして皮膚を切開すると黄色い膿が出てきました。口の中の感染症から下顎に膿が貯まって膿瘍を形成していました。膿が出た後は腫れも引きました。

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