症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

脱皮不全


今回ご紹介するのは、脱皮不全になってしまったカメレオンさんのお話です。

爬虫類飼育において、カメや蛇などその他の爬虫類と比較するとカメレオンの飼育はなかなか難易度が高い方かもしれません。湿度・温度、餌の管理など、マニュアル化した飼い方がなかなかできないこともあります。

しかしながら、昔ほど状態の悪い個体も少なくなり、飼育方法も餌の供給も十分に整っており、案外爬虫類飼育初心者の方が既成概念が少なく素直に飼育管理して上手くいくのかもしれません。

脱皮不全の原因の多くは飼育環境に問題があると言われています。適切な温度と湿度を管理することがなかなか難しく、環境内に温度勾配を作ったり、昼夜で温度差を演出することが必要な場合もあります。一筋縄ではいかないかもしれませんが、それゆえにカメレオンの飼育は面白いと思います。

今回のショートホーンカメレオンさんもおそらく、たまたま環境があわず脱皮不全になってしまったのかもしれません。これまではそんなに大きな問題もなくここまで来ていますので、環境を確認にしてこのままアリオンシェッドで綺麗になるのを待ちます。

脱皮不全の症状

診察中のショートホーンカメレオンさん。パンサーカメレオンでは触ろうとすると口を開けたり、色を変化させたりして威嚇する個体もいますが、終始とても協力的でした。

脱皮不全の症状

やはり、足先での脱皮不全が多いようです。そんなにひどくなければ、アリオンシェッドを定期的に噴霧していけば綺麗に治るはずです。

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