症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

卵閉塞


今回ご紹介するのは、元気なく動かなくなってしまったエボシカメレオンさんのお話です。

カメレオンは爬虫類の仲間ですが、同じ爬虫類であるカメやヘビなどと比較するとやや飼育難易度が高く、飼育環境の問題で病気になってしまうことが多いようです。

そんなカメレオンの中でも入門種として比較的飼育しやすいのが今回のエボシカメレオンという品種です。名前のごとく、「烏帽子」をかぶったような頭部が特徴です。メスと比較するとオスの方が立派な烏帽子をかぶっています。

さて、動物種は異なるものの、またしても卵が詰まってしまうお話になってしまいましたが、前々回のアオメキバタンの卵詰まりとは異なり今回の卵詰まりの原因は飼育環境にあると思われます。

具体的にはカルシウムの摂取不足と紫外線不足が原因による低カルシウムが背景にありそうです。カルシウムは卵の殻の材料であるとともに、卵管にある卵を押し出す役割もあるので、これが不足すると「いきむ」ことが出来ずに難産になってしまいます。

そんなわけで、手術となってしまいました・・・。手術は無事、終わりました。あとは回復を待つばかりです。

卵閉塞の症状
関連する症例
来院が難しい方

まさの森・動物病院は、診療時間に来院いただくことが難しい場合に、様々な診療方法をご用意しております。

往診

来院が困難な動物については午前と午後の診療の合間に、ご自宅までお伺いする往診にて診察・治療を行っています。

夜間診療

急患の場合には、夜間・休日の時間外診療をお受けしています。一人での診療になるため対応できない場合もございますが、精一杯診療させていただきます。

遠隔診療 ※準備中

エキゾチックアニマルの診療可能な動物病院はかなり少ないのが現状です。当院は日本全国からのご相談にもZoomに繋いで遠隔にて対応させていただきます。