症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

クル病


今回ご紹介するのは、クル病(代謝性骨疾患)になってしまったクレステッドゲッコーさんのお話です。

クレステッドゲッコーはヒョウモントカゲモドキと並ぶほど流通している非常にメジャーなヤモリの仲間の一つです。クレステッドゲッコーは睫毛から側頭部、肩にかけてその特徴的なトゲトゲが冠に見えることからクレステッド(王冠)という名前がついています。原産はニューカレドニアというオセアニアにある島国で本種は国内繁殖が確立していることから、比較的よく店頭でみられます。

爬虫類の中でも夜行性の種は紫外線照射不要と考えられているのですが、クレステッドゲッコーは夜行性にもかかわらず自然界では日光浴をしているのが確認され、飼育下でも紫外線照射は必要なのかもしれません。

今回の、ヤモリさんは前足の運びが少し悪く、歩くときに片足がひっくり返るということで来院されました。レントゲン検査をしてみると、正常なものにくらべて全体的に骨が薄く感じられ、この症状はクル病による低カルシウムが起こっているのではないかと考えられました。

お薬を飲ませて約1ヶ月、徐々にではありますが前足がひっくり返るのが減ってきて調子は良さそうです。

クル病の症状
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