症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

口腔内感染症


今回ご紹介するのは、目が開かなくなったオオヨロイトカゲさんについてです。

当院の症例紹介では初めての登場となる大変珍しいトカゲさんなので、少しご紹介させていただきます。ヨロイトカゲはアフリカ東南部に生息するトカゲの一種です。写真のように顔から尻尾までトゲトゲで全身がゴツゴツした固い鱗に覆われており、触ると痛そうでとても強そうに見えますね。

ヨロイトカゲの中ではヒナタヨロイトカゲが一般的に流通していますが、今回のオオヨロイトカゲやアルマジロトカゲは流通量も少なく、販売価格50万円を越えるお店もある非常に高価でレアな爬虫類の一種となっております。

そんなオオヨロイトカゲさんなんですが、今回は両眼とも開かなくなってご飯も食べなくなったということで来院されました。診察してみると、確かにまぶたを固く閉じてじっとしていました。こういうときは、目に問題があるのではなく、口の中など他に問題があると考えて精査していかなければなりません。

まず口の中を見てみると、ネバーとした唾液が分泌され独特な匂いがします。特に上顎でひどく、検査の結果口腔内の感染症が原因で目にまで炎症が波及してしまったと考えられました。給餌内容から栄養的な問題もありそうです。

なので、治療はビタミン剤と抗生剤の注射を行い、点眼を併用しながら経過観察としました。

それから、約10日。目もぱっちり開いて元気そうな表情。もう大丈夫でしょう!爬虫類の口腔内感染症は比較的多い病気です。再発に注意していかなければなりません。

口腔内感染症の症状

上からみたオオヨロイトカゲさん。全身かなり固い鱗に覆われており、しっぽ までトゲトゲ。ヒト用に開発された注射針なので、固い鱗をもつ爬虫類に刺すのは大変そう。

口腔内感染症の症状

目が開かなくなり、食欲もないということで来院されました。確かに目が開か ない状態になっているようです。目を閉じた状態なので当然見えません。動く餌を捕える事は困難でしょう。

口腔内感染症の症状

治療をして1週間。無事目が開くようになりました。感染症も治まっているし、目も見えているようですし、あとは自分からご飯を食べるのを待ちましょう。

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